そうだった、人生って一度きりなんだ。「エッセンシャル思考」

エッセンシャル思考

 

エッセンシャル思考とは「より少なく、しかしより良く」を追求すること。

もう少し噛み砕いて言うと「人生、あるいは今この瞬間において、本当に大事なことを見極め(より少なく)、そこに集中して確実に成果を上げる(より良く)ための考え方や技術」ということ。 

うんうんうんうん、と100回ぐらい頷く。同感しかない。でも日々の生活でそれを実践することの難しさも痛切に感じる。本書では、その難しいことを実践できるように、3つの技術を紹介している。

①見極める技術(孤独、洞察、遊び、睡眠、選抜)
②捨てる技術(目標、拒否、キャンセル、編集、線引き)
③しくみ化の技術(バッファ、削減、前進、習慣、集中) 

いわゆるビジネス書だけど、エッセンシャル思考の成功例として紹介される事例が読み物としてたいへん面白く、あっという間に読み終えてしまった。たしかに、こんな風に実践できたら、毎日が充実しそうという納得感もあった。まずは今できることの第一歩として、早寝早起きを心がけるようにしよう(そこから!) 

本書の中で紹介される、アメリカの詩人メアリー・オリバーの言葉が突き刺さる。

「教えてください。あなたは何をするのですか。その激しくかけがえのない一度きりの人生で」